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気温の上がり下がりが激しい春から夏にかけての天気だ。気象庁の観測によると4〜5月は低温傾向が続き5月8日に長野の最低気温は1・7度を記録。下旬には暖かい空気が入り込み、27日に最高気温が34・2度と真夏並みになった

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6月は気温が上がらない日が多く、13日は最低気温が10・7度まで下がり5月半ばに逆戻りした。このあたりで体調を崩した方もいるのではないか。筆者は風邪をひいた。周りにもマスク姿で「6月に熱を出したのは初めて」とつらそうに話す人がいる

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気温変化が激しいと人間は体内を一定の状況に保とうとして自律神経が一生懸命働く。大量のエネルギーを消費して疲労が蓄積。頭痛、めまい、冷えなどを訴える。「寒暖差疲労」というそうだ。医師の久手堅(くでけん)司さんの著書で知った。院長を務める東京の病院には専門外来がある

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低気圧が近づくと頭痛やめまいを訴える人もいる。そんな症例を含め気象変化による不調を「気象病」と捉えている。多くの患者に共通するのは自律神経が通る首や背骨のカーブの変形だ。気温や気圧の変化に過敏に反応し乱れを起こす原因とみている

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スマホやパソコンに漬かる生活ゆえのゆがみだ。快適なエアコンも寒暖差をもたらす。オホーツク海の北東風が入り日中低温の状態を表す季語に「梅雨寒」がある。<梅雨寒の病むだけ病みて出なほさむ>大串章。思い切って生活習慣を見直してみようか。

(6月19日)

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