長野県のニュース

漫才で伝える防災知識 笑顔と心構え届ける 下諏訪の防災士

「防災漫才」を練習する高橋さん(右)と小松さん「防災漫才」を練習する高橋さん(右)と小松さん
 下諏訪町内の防災士でつくる「防災ネットワークしもすわ」の男女2人が、防災の知識や心構えをユーモアたっぷりに伝える「防災漫才」に取り組んでいる。コンビ名は防災訓練の名前にちなみ「シェイクアウト」。面白おかしくをモットーに稽古し、区や福祉施設の防災講座でこれまで7回ほど披露した。「笑顔とともに防災の心構えを届けたい」と意気込んでいる。

 「このマークは何を示してると思う?」「落とし穴に落ちるぞ気を付けろ」「違います。避難場所。災害時に迅速に逃げる場所」

 17日夜、町役場の講堂。同団体事務局長の小松直人さん(69)がボケると、避難場所を意味するピクトグラム(絵文字)を手にした会長の高橋敦子さん(59)が勢いよく突っ込んだ。シェイクアウトの練習風景だ。

 シェイクアウトは「防災講座に参加する人を増やしたい」と、高橋さんが小松さんを誘って昨年夏に結成した。高橋さんはこれまで、少量の水で効率的に手を洗ったり、新聞紙でごみ箱を作ったりする体験型の防災講座を開いてきたが、「来る人は元々防災意識の高い人が多かった」。気軽に防災について学べる手段として漫才を思い付いた。

 2人は、披露する場や相手に合わせて台本を変えながら、防災講座の余興として1月から漫才を披露。離れた場所に住む親戚や知人の家を連絡先に決め、そこを中継点に家族と連絡を取り合う「三角連絡法」や、災害時の安否情報を発信・確認できる「災害用伝言ダイヤル(171)」などを紹介してきた。

 現在は水害をテーマにした掛け合いを練習中。小松さんは「防災用語を一つだけでも覚え、家族と話し合うきっかけにしてほしい」と話している。防災漫才は動画投稿サイト「ユーチューブ」でも紹介している。出張依頼は町危機管理室(電話0266・27・1111)へ。

(6月20日)

長野県のニュース(6月20日)