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満点はマーク式の1割 信大、新共通テストの英語民間試験 リーディングに比重

 信州大(本部・松本市)は29日、センター試験の後継として2021年1月に1回目が行われる大学入学共通テストの英語のマーク式テストと民間検定試験について、民間試験の配点はマーク式(200点満点)の1割の20点を上限にすると発表した。大学入試センターは、マーク式をリーディングとリスニング各100点にする方針を示しているが、信大はリーディングの比重を上げて評価することも明らかにした。

 共通テストでは、大学入試センターが作成するマーク式テストに加えて「読む・聞く・話す・書く」の4技能を測る民間試験が導入される。信大は、複数の民間試験のスコアを比較できる国際標準規格「CEFR(セファール)」の6段階評価に沿って、下から3点、6点、9点、15点と配点し、上から1番目と2番目の評価は、ともに満点の20点とする。マーク式の配点については、リーディングとリスニングが1対1になっている比率を、4対1に換算。その上で民間試験の得点を加算した220点満点を200点満点に再度換算する仕組みにした。

 現在のセンター試験は主に読む力を測る筆記が200点、リスニングが50点の配点で、読む力に比重を置く傾向を変えない形となった。

 このほか、共通テストでマーク式に加えて記述式が導入される国語は、マーク式を160点、記述式を40点とする。大学入試センターは記述式は点数化せずに5段階で評価する方針だが、信大は最も低い「E」評価を「E1」と「E2」に分けて、6段階で点数化。最低のE2は0点で、1段階評価が上がるごとに8点ずつ上がるようにした。

 既に点数化の方針を示していた調査書の扱いの詳細についても発表。「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を評価する資料として、50点程度を満点として点数化する。共通テストと2次試験を合わせた総得点に占める調査書の点数の割合は、学科やコースによって異なり2・7〜7・7%分に当たるという。2次試験に面接が含まれる学科などでは参考資料としての活用にとどめる。

 選考の評価に調査書のどの項目を用いるかは検討中。調査書が出ない高校卒業程度認定試験(旧大検)合格者に対しては、別に試験や面接を課すことを検討している。

(6月30日)

長野県のニュース(6月30日)