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虫歯数「県内最少レベル」 安曇野の12歳児、18年度平均0・34本

フッ化物洗口で使う薬剤や容器フッ化物洗口で使う薬剤や容器
 安曇野市内の12歳児の虫歯数(永久歯)は2018年度、平均0・34本と前年度より0・08本減り、05年度の合併以降最も少なかった。全国平均の0・8本、県内の0・6本を下回り、市町村別のデータはないものの県によると「県内で最少レベル」。市は14年に歯と口の中の健康づくりに取り組む県内初の「歯科口腔(こうくう)保健条例」を制定。小中学校などで歯質を強くする効果があるフッ素を含んだ液体でうがいをする「フッ化物洗口(せんこう)」を進めており、「効果が出ている」とみている。

 市内の小中学校などでは給食後、子どもたちが毎日フッ化物洗口をしている。02年に合併前の旧豊科町で始まり、14年度までに全ての市立認定こども園と小中学校に広まった。18年度から民間の認定こども園でも実施している。

 同条例に基づき、乳幼児期や高齢期などに分けて対策や目標を設けた「行動指針」を定め、歯磨き指導も進めてきた。子どもが2歳8カ月になる親子を対象に歯科教室も開催している。市によると、虫歯になったことがある12歳児の割合も18年度、21・3%で最低を更新した。

 12歳児の虫歯数は文部科学省によると、全国では新潟県が0・3本で最少。フッ化物洗口が9割以上の小学校に広まっているという。

 県健康福祉部保健・疾病対策課によると、17年度時点で県内では安曇野市、中野市や小海町など12市町村の小中学校の全校もしくは一部でフッ化物洗口を導入している。同課担当者は「フッ化物洗口は虫歯予防に高い効果がある。県もマニュアルをつくるなど支援を進めている」とする。

(7月11日)

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