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参院選終盤情勢 羽田氏わずかにリード 小松氏激しく追い上げ 県区3割「未定」

 信濃毎日新聞社は16日、県内有権者1035人を対象に14〜16日実施した参院選の電話世論調査と、期日前投票の出口調査や取材を総合し、県区(改選数1)の情勢を探った。国民民主党現職の羽田雄一郎氏(51)がわずかにリードを保ち、自民党新人の小松裕氏(57)が激しく追い上げている。ただ有権者の約3割が投票先を決めていない。両氏が競り合っている地域も多く、21日の投開票に向けて情勢は変わる可能性がある。

 羽田氏は、立憲民主党、共産党支持層のそれぞれ約8割、国民民主党支持層の7割余の支持を得る。憲法9条への自衛隊明記の方針を掲げる安倍首相に反対する姿勢を強調しており、首相の方針に反対する層の支持が厚い。医療や福祉、年金制度を重視する層からも一定の支持がある。

 小松氏は、自民党支持層の約7割、公明党支持層の約6割の支持を受ける。与党候補としてインフラ整備に力を入れる姿勢を強調しており、道路や河川などの基盤整備、防災を重視する層から支持を集める。外交・安全保障や環境・エネルギー政策を重視する層からも一定の支持がある。

 無党派層の支持は羽田氏が約4割、小松氏は2割強の支持がある。投票先を決めていない人に、もし今投票するとしたら誰か聞いたところ、羽田氏と小松氏は2割強でほぼ拮抗(きっこう)している。

 衆院小選挙区別に見ると、羽田氏は地盤の3区で優勢。4区でやや上回る。小松氏の衆院議員時代の地元である1区のほか、2、5区では両氏がせめぎ合っている。

 政治団体・労働の解放をめざす労働者党新人の斎藤好明氏(69)、政治団体・NHKから国民を守る党新人の古谷孝氏(43)の諸派2氏は支持が広がっていない。

 県区への投票先を「まだ決めていない」は31%で、公示直後の調査に比べて17ポイント減った。公示直後は、決めていない女性が半数を超えていたが、男女とも3割前後となった。参院選への関心は、「関心がある」(「大いにある」と「ある程度ある」の合計)が73%。公示前の調査を8ポイント、公示直後の調査を5ポイントそれぞれ上回った。投票率の動向も絡みながら最終盤を迎える。

(7月17日)

長野県のニュース(7月17日)