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プール・夏物商戦熱気なし 日照不足は今後も10日程度継続

衣類乾燥機能付き除湿機などをそろえ、「部屋干し」を提案する家電量販店=19日、飯田市衣類乾燥機能付き除湿機などをそろえ、「部屋干し」を提案する家電量販店=19日、飯田市
 全国的に日照不足が続く中、県内も最高気温30度以上の真夏日が少なく、プールなどのレジャー施設や夏物商戦に影響が出ている。農作物には「今のところ大きな影響は見られない」(県農業技術課)ものの、長野地方気象台は19日、日照時間が少ない状態が今後も10日間程度継続する見込みだとして、農作物の管理に注意を呼び掛けた。

 気象台によると、県内では梅雨前線の影響を受けやすい状態が続き、6月28日〜7月18日の日照時間は軽井沢が22・9時間で平年のわずか28%。飯田も41・2時間で42%だ。諏訪、松本、長野もそれぞれ平年の44〜64%という。

 今月6日に今季営業を始めた上田市自然運動公園の屋外プールは18日までの来場者数が1382人で、昨年同期の3割にも満たない。担当者は「お盆に期待するしかない」。長野市の酒販店も業務用、家庭用ともにビールや清涼飲料水の売り上げが例年の同じ時期と比べて5%ほど低下。市内のながの東急百貨店では日傘や帽子の販売が振るわない。肌掛け布団より暖かな「合い掛け布団」が売れ、薄手のシャツが低調なのに比べてカーディガンが出ているともいう。

 家電量販店では衣類乾燥機能付き家電が人気で、飯田市のエディオン飯田インター店では19日、親子が熱心に乾燥機能付き洗濯機を品定め。長野市のケーズデンキ長野本店も除湿器を目立つ場所に陳列している。昨夏は需要が急増したエアコンを買い求める客の姿はまばらだという。

 農作物への影響はこれからの天候が左右しそうだ。松本ハイランド農協(松本市)によると、特産のスイカの品質維持には十分な日照量と気温の上昇が欠かせず、出荷は遅れ気味。直売所では例年より低価格で販売を始めたが売れ行きは鈍いといい、担当者は「早く夏らしい暑さに」と空に願っていた。

(7月20日)

長野県のニュース(7月20日)