長野県のニュース

塩尻・諏訪・岡谷・伊那・辰野 豚コレラワクチン散布 イノシシ対策

 県は29日、塩尻市で死んだ状態で見つかった野生イノシシへの豚コレラ感染が確認されたことを受け、塩尻、諏訪、岡谷、伊那の各市と上伊那郡辰野町の計40カ所に、経口ワクチンを散布した。県職員がイノシシが出現しやすい場所に計800個を埋めた。おおむね5日後に埋めた場所を掘り返し、食べたかどうかを確認する。周辺で捕獲したイノシシに抗体ができているかも調べる。

 内訳は、塩尻市の5カ所に100個、諏訪、岡谷市の10カ所に200個、伊那市と辰野町の25カ所に500個。塩尻市の感染イノシシ発見地点から半径10キロ圏内にある2養豚場は監視対象農場になっている。県農政部によると、これまでに県内養豚場から豚の異常などの報告は寄せられていない。

 また、県は29日、豚コレラに感染した野生イノシシが見つかった下伊那郡根羽村と隣の平谷村で22日に計400個散布した経口ワクチンを回収。イノシシがどの程度食べたかを精査し、結果は後日公表する。経口ワクチンは19日に木曽郡木曽町と木祖村でも計400個を散布している。

 阿部守一知事はこの日、上伊那地方で開いた「移動知事室」で取材に応じ、「豚コレラに感染した豚肉を食べても人には影響がない。風評被害は県民だけに伝えればいいのではなく全国的な問題。国にも問題意識を共有してもらい、風評被害が起きないようにしていきたい」と語った。

(7月30日)

長野県のニュース(7月30日)