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感激 小澤さんサプライズ指揮 都内

都内で指揮する小澤征爾さん(c)大窪道治/2019OICMA都内で指揮する小澤征爾さん(c)大窪道治/2019OICMA
 松本市で17日に開幕するセイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)の総監督小澤征爾さん(83)が31日夜、都内のコンサートで指揮し、健在ぶりを見せた。予告なしのサプライズ登場に聴衆約550人がどよめき、拍手喝采。慈しむような指揮で、若手演奏家から深い音色を引き出した。

 この日は「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」の受講生24人が成果を披露。小澤さんはアンコールに登場し、ベートーベンの弦楽四重奏曲第16番の第3楽章を披露。穏やかな曲想をしなやかな腕の動きや指先で表現し、「ブラボー」と受講生らをたたえた。聴衆は1人また1人と立ち上がり、涙を流す人もいた。

 アカデミーは1996年から毎夏、下高井郡山ノ内町の奥志賀高原で開かれ、日本やアジアの若手が小澤さんに学ぶ。今年は体力面を考慮し、小澤さんは同町を訪れていなかった。小澤さんが公の場で指揮するのは、水戸室内管弦楽団と共演した5月下旬以来となった。

 小澤さんは今夏のOMFでは指揮を見送っているが、松本市を訪れて各公演を監督する予定だ。

(8月1日)

長野県のニュース(8月1日)