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野辺山の観測所 特別公開の規模縮小へ 来年以降

 南佐久郡南牧村にある国立天文台野辺山宇宙電波観測所は、年1回行う観測所の特別公開の規模を来年以降、縮小する。45メートル電波望遠鏡を間近で見学でき、例年2千人以上が訪れる人気イベントだが、財政難で人員削減や施設縮小を進めている中、従来の規模を維持できなくなった。観測所は、縮小前の最後の開催となる24日の特別公開への来場を呼び掛けている。

 現在、観測所は事務室や研究室が入る本館、45メートル電波望遠鏡のそばにある観測棟など3棟を使用。経費削減のため9月、本館の機能と職員を観測棟に移し、本館を閉鎖する予定だ。現在32人いる職員は2022年8月までに13人に減らす。

 特別公開はこれまで本館を会場に、研究者の講演や、観測所以外の研究者が研究成果を紹介する展示をしてきた。来年以降は本館を使わず、施設を解説していた人員を減らす見込み。講演会の会場は、観測所とは別の施設を借りられるかを検討する。

 24日の特別公開では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)職員が佐久市前山で建設中の新しいパラボラアンテナについて話す講演などがある。野辺山宇宙電波観測所は「規模縮小はするが、電波望遠鏡はまだ現役。今後も観測所のPRを続けていきたい」としている。特別公開は午前9時半〜午後4時。入場無料。問い合わせは同観測所(電話0267・98・4300)へ。

(8月6日)

長野県のニュース(8月6日)