長野県のニュース

活発な積乱雲 突風起こす 短期間で相次ぎ発生

 松本、安曇野、長野市で6日に発生したダウンバーストや上田市で7日に起きた突風は、いずれも活発な積乱雲がもたらしたとみられる。長野地方気象台によると、県内で短期間にこうした突風が相次いで発生するのは珍しい。7月下旬の梅雨明け後に連日、県内各地で真夏日や猛暑日が続き、大気が湿った状態だったことが原因とみられる。

 積乱雲は、日射で暖められた地面付近の空気が上昇して垂直方向に著しく発達してでき、夏に多く見られる。上空に冷たい空気の層があり、地表付近に暖かい空気の層がある大気の状態が不安定なときに生じやすい。多湿だと空気中に含まれる水蒸気が多くなり、積乱雲はより発達する。

 発達した積乱雲からは、冷たく重い空気が一気に落下して地面にぶつかる。その冷たく重い空気が四方八方に面的に広がったのがダウンバーストで、地面付近の暖かい空気に流れ込んでできる前線がガストフロント=図。ダウンバーストは吹き出しの広がりが数百メートルから十キロ程度なのに対し、ガストフロントは水平方向の広がりがダウンバーストより大きく、数十キロ以上になることもある。

 県内は7月29日に梅雨明けしたとみられ、30日以降は連日、最高気温35度以上の猛暑日の地点が出ている。気象台によると南から暖かく湿った空気が入り、積乱雲の発達しやすい条件が整っている。

(8月10日)

長野県のニュース(8月10日)