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飯田で有毒セアカゴケグモ 県内初の確認

 県は9日、飯田市北方西の原の住宅街で特定外来生物セアカゴケグモの雌1匹が見つかったと発表した。県内での確認は初だが青森、秋田県を除く全国で見つかっている。雌が毒を持っており、かまれると吐き気や腹痛などの症状が出る恐れがあるとして、県や市は「見つけたら素手で触らず殺虫剤などで駆除してほしい」と呼び掛けている。

 県や市によると、現時点で被害は確認されていない。

 県自然保護課によるとセアカゴケグモはオーストラリア原産で、雌は体長約7〜10ミリ。8日午前、住民が住宅街の道路脇の側溝で見つけたと市役所に連絡。同日午後、市、県の職員が発見場所周辺を調べたところ、複数の巣を発見したが別の個体は確認されなかった。同課は「そこに定着していたかどうかは分からない」としている。

 県などは、現場で捕獲した9匹を環境省信越自然環境事務所(長野市)に持ち込んだが、うち4匹は小さな幼体で特定が難しく、残り5匹を調査。うち1匹が雌のセアカゴケグモと確認された。

 比較的温暖な地域で多く見つかっているという。同課は「車などに付着して移動するとか風で運ばれるといった可能性も考えられる」としている。

(8月10日)

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