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日韓関係悪化に懸念 松代大本営で集い

「朝鮮人犠牲者追悼平和祈念碑」前で黙とうする参加者「朝鮮人犠牲者追悼平和祈念碑」前で黙とうする参加者
 長野市の市民団体「松代大本営追悼碑を守る会」は10日、市内の松代大本営地下壕(ごう)入り口に立つ「朝鮮人犠牲者追悼平和祈念碑」前で建立24周年を記念する集いを開いた。守る会や在日団体関係者ら計約60人が参加。日韓関係悪化を懸念し、民間同士の交流をさらに深めたい―との声が上がった。

 松代大本営の工事の犠牲者に黙とうをささげた後、守る会会長の塩入隆・県短大名誉教授(85)は元徴用工問題に触れ「朝鮮半島の人の思いをこの身で理解しなくては、歴史問題は解決しない。政治が硬直化している今、民間同士の連携や交流で新しくつくり直していかなければならない」とあいさつした。

 在日本大韓民国民団(民団)県地方本部の金龍洙(キムヨンス)団長は「今の韓日間のぎくしゃくした関係は戦後最悪とも言われる状況。政治に左右されることなく、地域住民として今まで通り韓日親善に努力する」と述べた。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)県本部の李光相(リガンサン)委員長は「松代大本営地下壕工事の真相解明と犠牲になった同胞たちの無念が一日も早く晴れることを願う」とした。

(8月11日)

長野県のニュース(8月11日)