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最後の上伊那農高「花市」感謝を込めて

盆花の花束をPRする生徒たち盆花の花束をPRする生徒たち
 上伊那農業高校(上伊那郡南箕輪村)の生徒がお盆に合わせて盆花を販売する「花市」が、67回目の今年で終了する。学科改変に伴い、別の形で地域との関わり方を模索するため。11日、生徒約80人が同校で、12日の販売に向けて一つずつ花束を作った。

 花市は、全校生徒が会員の農業クラブが1953(昭和28)年から続けてきた。当時の校長が「地域への感謝を伝えよう」と生徒に投げ掛けたのがきっかけという。クラブ会長で3年の堀田陽生(はるき)さん(17)は「伝統をつくり上げてきた先輩や、地域の人に感謝を込めて最後の花市に臨みたい」と話した。

 この日は、校内の農園で生徒が栽培に関わってきたトルコギキョウやアスター、盆花に欠かせないガマの穂などを束ねた。副会長で3年の矢野陽菜さん(17)は「終わってしまうのは寂しい」としつつ、「今後も親しまれるような取り組みができればいい」と後輩たちに期待した。

 12日は伊那市荒井のいなっせ前の広場と、JR伊那北駅前で、午前8時半から整理券を配り、9時から販売する。1束500円。

(8月12日)

長野県のニュース(8月12日)