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オペラ「最高の質届けたい」 OMFで指揮 ファビオ・ルイージさん

意気込みを語るファビオ・ルイージさん意気込みを語るファビオ・ルイージさん
 松本市で17日に開幕する「セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)」に2年ぶりに出演し、オペラを指揮するイタリア出身の世界的指揮者ファビオ・ルイージさん(60)が14日、市内でインタビューに応じ、家族や同僚のように信頼するメンバーとベストを尽くし、「聴衆の心をより豊かにする最高の質を届けたい」と抱負を語った。

 ルイージさんはデンマーク国立交響楽団首席指揮者やチューリヒ歌劇場音楽総監督を務める。OMF出演は5回目。ゲスト指揮者では前身のサイトウ・キネン・フェスティバル松本を含めて最多だ。2年ぶりの参加も「あれからずっと続いているかのように溶け込めた。再び招かれて幸せ」。音楽家個々のレベルが高く、求める音を理解し表現できるとし、「世界最高のオーケストラの一つ」とした。

 オペラはチャイコフスキー作曲「エフゲニー・オネーギン」。堪能ではないロシア語作品のため、2年前に打診された時は断ったというが、考え続け「今やらねば二度とない」と挑戦を決めた。音楽が場面や情感を豊かに表し、「偉大で美しく心を打つオペラ」と説明。OMF総監督の小澤征爾さん(83)が得意とする曲でもあり「託され、これほどの光栄はない」と言う。

 松本入り後のエピソードも披露。勉強中のロシア語についてロシア出身の歌手たちに「心配ない。音楽が語ってくれる」と言われ、力づけられた―と明るく語った。

 オーケストラ公演で指揮するフランツ・シュミットの交響曲第4番にも言及。演奏機会が少なく「奏者、聴衆双方にとって非常に興味深い曲になる」と期待を込めた。

(8月15日)

長野県のニュース(8月15日)