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浅間山の噴火警戒レベル 1への引き下げ判断「1カ月見て」

 噴火警戒レベルが19日に3(入山規制)から2(火口周辺規制)となった浅間山(長野・群馬県境、2568メートル)について、長野地方気象台は同日、さらに1(活火山であることに留意)へ引き下げるかどうかは、小規模噴火が起きた7日から少なくとも1カ月間の火山活動状況を見た上で判断する方針を明らかにした。その間は小規模噴火の可能性もあるとしてレベル2を維持する。

 県庁で開いた警戒・対策本部会議で説明した。気象台によると、浅間山は過去、レベル2に該当する火山活動が起きてから1カ月以内に噴火した事例がある。このためレベル1への引き下げを判断するには少なくとも1カ月の観測が必要と判断した。火山性地震の回数やマグマの上昇を示す地殻変動、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量といった観測データの推移を見極める。

 ただ火山活動の度合いが今後高まり、7日と同規模の噴火があった場合は再びレベル3に引き上げる方針。火山活動に変化がない状況での小規模噴火であればレベル2を維持する。気象台の担当者は「1カ月で活動が収まっている状況が見られればレベル1に引き下げることもあるが、状況によってレベル3になる可能性もある」としている。

 気象庁は19日、浅間山の噴火警戒レベルの判定基準を一部見直し、小規模噴火の場合は火山ガスの放出量の増加や地殻変動など火山活動の高まりの有無を踏まえてレベルを判断するようにした。今回のレベル引き下げはこの改定に基づく。

 気象庁は19日、浅間山の火山解説情報を発表。火山性地震は「やや少ない状態」とし、同日は午後8時時点で23回観測した。このうち急増するとマグマの上昇が懸念される比較的高周波の地震はなかった。地下の熱水やガス、マグマが動いて生じる火山性微動は1回。噴煙は天候不良で観測できなかった。18日は火山性地震を18回観測、うち比較的高周波の地震は1回。火山性微動はなかった。

(8月20日)

長野県のニュース(8月20日)