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「仲良くなれる方法あるはず」 宮田中生が12月にソウル訪問

訪韓への意気込みを語る生徒たち訪韓への意気込みを語る生徒たち
 歴史問題や輸出規制強化で日韓関係がぎくしゃくする中、上伊那郡宮田村の宮田中学校2年生が12月、韓国ソウル市を訪れ、私立祥明(サンミョン)中学校の生徒と交流する。19日は村内で訪問団の任命式があり、生徒16人が出席。「隣国と仲良くなれる方法はあるはず。考えていきたい」との意欲的な言葉が聞かれた。

 きっかけは、ソウル市民と交流を続ける愛知県田原市と村が友好都市になっている縁。2015年からソウル市の高校生が修学旅行で村を毎年訪れ、18年8月には村議や村教育委員らが祥明中を視察。今年1月には祥明中の生徒たちが宮田中を初めて訪問し、体育の授業や給食、清掃活動を共にするなど親交を深めてきた。

 今回の訪韓で、宮田中の生徒は祥明中生徒の自宅でホームステイをしながら、授業に出たり観光をしたりする予定。今後、生徒たちは3回の事前学習会に臨む。半導体大手サムスン電子に勤め、7年間ソウル近郊で暮らした経験がある春日郁夫さん(伊那市)が韓国語の歴史、現地の暮らしぶりの他、日本に対する市民感情についても伝える。来年2月15日には村民向けの報告会も開く。

 任命式で小田切康彦村長は「日韓は政治的にはいろいろあるが、訪韓を通じてさらに歴史を知り、互いの理解を深めてきてほしい」とあいさつ。自らも会社員時代に3年間、韓国で暮らした経験があるだけに、「市民レベルの交流に国境は関係ない」とも語り、生徒たちに任命書を手渡した。

 生徒らは「辛い料理が食べてみたい」「日本の建築物との違いに触れたい」と一人一人、素直に訪韓への意気込みを語った。任命式後、生徒の一人、堀井麻衣さん(13)は「日韓の衣食住の違いと共通点を知り、近い国同士が仲良くできる方法を学びたい」と楽しげに話していた。

(8月20日)

長野県のニュース(8月20日)