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豚コレラ経口ワクチン 7市町村で本格散布へ

 野生イノシシへの豚コレラ感染対策で県は23日、国の指針に基づく経口ワクチンの本格散布を28日に松本市、塩尻市、下伊那郡阿南町、阿智村、天龍村、売木村、平谷村の計7市町村で始めると発表した。山林に餌をまいてイノシシを誘った上で、計2400個を埋める。

 県と7市町村、県畜産会、猟友会、獣医師会、養豚協会で組織する協議会が行う。トウモロコシなどによる餌付けを8月31日〜9月3日に行い、9月5〜8日に散布。同10〜13日に掘り起こして回収し、周辺の野生イノシシに抗体ができているかを調べる。

 県は7月、塩尻、岡谷、諏訪、伊那市と木曽郡木曽町、木祖村、下伊那郡平谷村、根羽村、上伊那郡辰野町の計9市町村で経口ワクチン1600個を緊急散布。今回は、別の場所で行う。9月下旬以降、上伊那地域などに広げてさらに3万2千個のワクチンを散布する予定だ。

 県は23日、野生イノシシの豚コレラ検査結果も発表した。塩尻市、木曽町、木曽郡王滝村で各1頭ずつ感染が確認され、県内での感染判明は計74頭になった。新たに監視対象農場となる養豚場はなく、従来通り塩尻市の2施設のみ。発見地点から半径10キロ圏内でより厳重な豚コレラ検査が必要な「調査対象区域」は中南信26市町村で変わらない。

(8月24日)

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