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浅間山噴火の火山灰80トン 産総研など分析、09年に比べ小規模

 長野、群馬県境の浅間山(2568メートル)で7日に起きた噴火の際、噴出した火山灰が少なくとも約80トンあったことが23日、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などの合同調査班の分析で分かった。今後の調査で増える可能性はあるものの、小噴火やごく小規模な噴火を繰り返した2009年2月に推定数万トンを噴出したのと比べ「噴出物は桁違いに少なく、規模も小さい」とみている。

 合同調査班は、噴火のあった7日から翌8日に山麓の47地点を調査。主に浅間山の北側で降灰が確認されたといい、火口から3キロの地点で1平方メートル当たり10グラム、8キロの地点で同1グラム、13キロで同0・1グラムの堆積があった。こうした降灰の分布から噴出量を推定したという。

 産総研火山活動研究グループの及川輝樹・主任研究員は「正確な噴出量の推定には火口付近の降灰を調べる必要があり、実際の噴出量はもっと多いと考えられる」と指摘。その上で「山麓での調査だと、過去の噴火と比較し、今回の規模はごく小さかった」との見方を示した。

 合同調査班には東京大地震研究所、防災科学技術研究所など4機関の研究者も加わった。

(8月24日)

長野県のニュース(8月24日)