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ヨーカドー長野店閉店へ 大型商業施設 再整備構想も白紙 

閉店方針が明らかになったイトーヨーカドー長野店=7日、長野市権堂町閉店方針が明らかになったイトーヨーカドー長野店=7日、長野市権堂町
 流通大手セブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下のイトーヨーカ堂(東京)が長野市権堂町の総合スーパー「イトーヨーカドー長野店」を閉店する方針であることが7日、関係者への取材で分かった。閉店時期は建物の賃借契約期間が満了する来年6月ごろが節目になる可能性がある。同店は近年売り上げが減少し、築40年余の建物の老朽化も進行。全国で進める不採算店舗閉鎖の一環とみられる。

 同HD広報は7日の取材に「長野店は閉店する方向で検討中。時期は未定」と述べた。

 ヨーカ堂は2016年5月、長野店を大型ショッピングセンターに再整備する構想を明らかにしていたが、これも白紙化が決定的になった。

 長野店は1978(昭和53)年6月に開店。長野電鉄(長野市)が地上5階、地下1階、営業面積約1万1200平方メートルの建物や敷地(一部除く)を所有している。食品や衣料、生活用品などを販売し、年間売上高は91年に100億円を超えた。郊外を含む大型店や食品スーパーとの競争激化もあり、近年売り上げは低迷していた。

 長電の笠原甲一社長は取材に、現時点でヨーカ堂側から契約の更新、終了に関する正式な連絡は受けていないと説明。「きちんと耐震工事にも対応しており、向こうの決断を待つ立場だ」と話した。

 長野市の加藤久雄市長は「生鮮食料品や日用品の買い物場所として市民の生活を守っている重要な店舗だ」と指摘。閉店方針については「正式な話を聞いておらず、コメントできない」としている。

 ヨーカ堂は県内で長野店のほか、アリオ上田(上田市)、イトーヨーカドー南松本店(松本市)を運営。松本市の松本駅前で運営していたアリオ松本は17年9月に閉店し、建物は観光商業施設「アルピコプラザ」として運営されている。

(9月8日)

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