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湯上りに食パンを 信州産小麦粉と牛乳材料 新たな名物目指す

新商品の食パンや牛乳パンを紹介する植木さん新商品の食パンや牛乳パンを紹介する植木さん
 日帰り温泉施設「地蔵温泉十福の湯」(上田市)などは11日、新商品「オンセン食パン」を発売する。信州産小麦粉「華梓(はなあずさ)」と「オブセ牛乳」(小布施町)を使い、運営会社の職人らが5年をかけて開発。耳までやわらかい食感が特徴で、食パンブームの中、まんじゅうに代わる温泉の新たな名物を目指す。

 他に「湯(ゆ)っ蔵(くら)んど」(須坂市)と「白鳥園」(千曲市)でも扱う。3施設にはそれぞれパン店があり、各店で信州産素材を使った食パンを販売してきたが、高級食パンで客を引き付けようと、3施設の運営会社「日本レクシー」(長野市)のベーカリーマイスター植木明彦さん(54)が中心となって商品開発に着手。試行錯誤の末、統一レシピが完成した。

 素材を生かしながら複雑な甘味を引き出すために、蜂蜜や三温糖を使っている。温泉水は使っていない。

 入浴客の土産品にもしてもらおうと、温泉を前面に出したデザインの紙袋を作成中。豆絞りの手拭いの絵柄をあしらうほか、温泉にはさまざまな効能があることにあやかり、食べると「笑顔」になる、朝食にする人は「早起き」できる―といったユニークな「効果」も記すという。

 やわらかさは、植木さんが「窯出しの時につぶれないようにするのが大変」と苦笑いするほどという。これまで販売してきた「オンセン牛乳パン」も、オンセン食パンと同じ生地にしてリニューアルした。いずれも税抜きでオンセン食パンは1斤400円、オンセン牛乳パンは320円。

(9月11日)

長野県のニュース(9月11日)