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こころの医療センター駒ケ根 アルコール依存 県の治療拠点に

 県は10日、アルコール依存症対策の中核を担う「依存症治療拠点機関」に、県立こころの医療センター駒ケ根(駒ケ根市)を選ぶ方針を明らかにした。本年度中に正式決定する見通し。飲酒習慣のある人は県内で減少傾向にある一方、飲酒運転や自殺など、過剰・慢性的な飲酒が本人や周囲に深刻な影響を与える事例も少なくない。拠点機関は依存症に関する情報発信や他の医療機関向けの研修も行い、県内で対策の底上げを図る。

 アルコール依存症対策は、国がアルコール健康障害対策基本法(2014年6月)、対策推進基本計画(16年5月)を策定。県も病気の予防や回復の支援策などを盛った対策推進計画を18年3月にまとめた。国は都道府県に対し、専門的な治療プログラムがある依存症専門医療機関を選定するよう求めている。

 医療機関や酒販業者の代表者らでつくるアルコール健康障害対策推進会議が10日に県庁で開いた会合で、県保健・疾病対策課は「県立の精神科病院として依存症治療に取り組んできた実績がある」として、こころの医療センター駒ケ根を拠点機関にする案を示した。今後、東北中南の4地区に1カ所ずつ置く専門医療機関を、来年度中をめどに選び、薬物、ギャンブルなど他の依存症に関しても同様に選定を進める。

(9月11日)

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