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佐久大、21年4月新学部 保健・医療・福祉を横断的に 方針固める

「ヒューマンケア科学部」を新設する方針の佐久大=10日、佐久市「ヒューマンケア科学部」を新設する方針の佐久大=10日、佐久市
 佐久大(佐久市)が2021年4月を目標に、保健・医療・福祉を横断的に学ぶ新学部「ヒューマンケア科学部」を新設する方針を固めたことが10日、分かった。来春、文部科学省に設置認可を申請する方針。既存の看護学部とも連携し、病院や福祉施設、行政、企業で活躍できる人材を育成する計画で、社会福祉士資格なども取得可能とする。

 佐久大には現在、2年制の信州短期大学部などもあるが、4年制は看護学部のみ。少子高齢化が進む一方、今春には長野市に清泉女学院大、長野保健医療大がそれぞれ看護学部を新設するなど競争が激化しており、裾野を広げて大学の魅力を高める。

 佐久大によると、ヒューマンケア科学部は入学定員70人、3年次編入学定員10人とし、教員には社会福祉や精神保健、環境・建築関係などの専門家を新たに迎える構想。

 病院や福祉施設で将来、相談員・支援員などとして活躍できるよう、病気・障害のケアが必要な人への支援を学べるようにし、堀内ふき学長は特に「認知症ケアは柱として大事にしていきたい」と話す。

 公務員や医療福祉施設の経営・管理職になれるよう経済や法律も学べるようにし、企業の商品開発など産業界での活躍に向けて住環境分野などの講義も手掛ける計画。入学してからやりたいことが見つかる学部を、目指す学部の姿に考えており、「幅広い授業を用意し、進路を探ってもらえるようにしたい」(堀内学長)としている。

 新学部開設に向けて新校舎の建設を計画。関連事業費として15億円余を見込み、自治体の支援も得たい考えだ。

 運営する学校法人佐久学園(佐久市)の盛岡正博理事長は「(以前から)医療福祉の先進地域にふさわしい大学づくりを構想してきた」と説明。看護学部の運営が安定したのを踏まえ、新学部を開設することにしたとし、「地域の人が入りたくなる学部をつくり、地域が求める人材を輩出できるようにしたい」と話した。

(9月11日)

長野県のニュース(9月11日)