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JCB偽造商品券 埼玉の男 軽井沢の使用、共謀否認

 クレジットカード大手ジェーシービー(JCB)が発行する商品券の偽造券(5千円分)が4月に北佐久郡軽井沢町の商業施設で使われた事件で、偽造有価証券行使と詐欺の罪に問われた埼玉県坂戸市、無職佐藤真誉(まさたか)被告(39)の初公判が10日、長野地裁であった。被告は偽造券を使ったことや共犯とされる知人の男と2人で入店したことは認めたが、「一緒にいただけ」と共謀は否認。検察側は同様の2件の犯行について今月末に追起訴すると明らかにした。

 起訴状によると佐藤被告は男と共謀して4月8日午後4時すぎ、商業施設の店で偽造券78枚(計39万円分)を店員に渡し、ブルゾン2着(計39万2040円相当)を詐取。同4時半ごろには同施設の別の店で偽造券126枚(計63万円)を渡し、腕時計1個など3点(計63万2772円相当)をだまし取ったとしている。

 検察側は冒頭陳述で佐藤被告が遅くとも今年3月ごろ、何者かから多数枚の偽造券を入手したと指摘。4月8日に県内にある被告の家族の別荘で、被告が共犯とされる男に犯行を提案し、男も了承したとした。被告は各店舗で偽造券を使う実行役を担い、男は同14日、被害品の腕時計を埼玉県内の買い取り店で換金したとした。

 県警は男が逮捕されているかどうか「コメントしない」としている。

 この商業施設では4月8、9日、十数店舗で偽造券計590枚余が使われ、一部店舗では男2人組が商品を不正購入したことが判明。同11日は松本市のホームセンターで10枚余が使われ、上田、諏訪、茅野市と諏訪郡下諏訪町の自動車用品店でもドライブレコーダーなど計約40万円分が不正購入された。偽造券はいずれも5千円券で、本来「5」で始まる券番号が全て「6」で始まっている。

(9月11日)

長野県のニュース(9月11日)