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噴火の浅間山、専門家が解説 御代田で緊急フォーラム

パネル討論で話す武尾名誉教授(中央)や市原准教授(右)らパネル討論で話す武尾名誉教授(中央)や市原准教授(右)ら
 浅間山(長野・群馬県境、2568メートル)が8月に2回噴火したことを受け、御代田町の浅間縄文ミュージアムは15日、緊急フォーラムを同町内で開いた。東京大の武尾実名誉教授(火山地震学)と、東大地震研究所(東京)の市原美恵准教授(火山物理学)が浅間山の噴火活動や観測態勢をテーマに語った。

 東大地震研究所は、浅間山周辺に地震計などの観測点を設置している。市原准教授は、赤外線カメラのデータを基に1回目の噴火の4日前から「火口付近の温度が低下していた」と指摘。講演後の取材に、マグマや高温のガスが通る「火道」が狭くなり温度が下がったと考えられるとした。噴火に至るプロセスと考えられるが、前兆とまでは言えないという。

 武尾名誉教授は講演で「噴出物にフレッシュなマグマがほとんど含まれていなかった」とし「今のところ大規模な噴火の兆候は見えない」と述べた。

 フォーラムには町内外から約150人が訪れた。浅間山の噴火のメカニズムなどについて意見交換したパネル討論もあった。

(9月16日)

長野県のニュース(9月16日)

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