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50周年「学びや発展を」 松本の長野朝鮮初中級学校が式典

参加した子どもたちやOBら全員で会場を盛り上げた開校50周年を祝う式典=15日、松本市島内の長野朝鮮初中級学校参加した子どもたちやOBら全員で会場を盛り上げた開校50周年を祝う式典=15日、松本市島内の長野朝鮮初中級学校
 長野朝鮮初中級学校(松本市島内)は15日、開校50周年を祝う式典を同校で開いた。開校当時などを紹介する写真パネルを展示し、児童生徒が民族舞踊や楽器演奏を披露。県内外から卒業生やかつての教員ら約500人が集まり、旧交を温めつつ学校の繁栄を願った。

 李盛吉校長(70)は「数多くの1世の努力で学校が創設され、その努力を2世が引き継いで今日に至った。今後も子どもたちの学びやを発展させていきたい」とあいさつ。同校の幼稚班(幼稚園相当)から中級部(中学校)までの約60人が踊ったり、伝統楽器「チャンゴ」を演奏したりした。

 式典には在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の許宗萬議長や、現校舎の建設委員長を務めた在日コリアン1世の李源文さん(86)=松本市=が出席。李さんは日本の植民地だった当時、慶尚北道(韓国南東部)から7歳で来日し、早くに亡くなった父に代わり苦労する母の姿を見てきた。

 「祖国をなくすことがどれだけつらいことかを肌で感じていた。それが学校の運営に関わった原点」と李さん。「南北が手を結べば学校はもっと繁栄するはず。日朝関係も早く良くなってほしい」と願った。

 同校は1969(昭和44)年4月に東筑摩郡麻績村の旧ホテルを使って開校。71年に松本市蟻ケ崎に自前の校舎を造り、99年に現在地に移転した。

(9月16日)

長野県のニュース(9月16日)

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