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御嶽山登山者に発信機渡して実験開始 噴火に備え人数や分布把握

ビーコンを左手に持ちながら、登山者に実験の狙いを説明する担当者(右)=21日午前7時50分、木曽町ビーコンを左手に持ちながら、登山者に実験の狙いを説明する担当者(右)=21日午前7時50分、木曽町
 2014年9月の御嶽山噴火災害を機に発足した「御嶽山火山マイスターネットワーク」などは21日、御嶽山への登山者にビーコン(発信機)を携帯してもらい、山中にいる人数や分布を把握する実験を始めた。噴火災害では登山者の位置の把握に時間がかかったことを踏まえ初めて企画。2日間行い、山頂に登山者が集中する時間帯などを確かめて防災に役立てる。

 山小屋や登山道沿いの看板など計20カ所に受信機を設置。ビーコンを携帯した登山者が近くを通ると、時間や場所が記録される仕組みだ。

 初日は木曽郡木曽町の登山口に当たる御岳ロープウェイ鹿ノ瀬駅や中の湯駐車場、山頂付近の五の池小屋(岐阜県高山市)で早朝からビーコンを配布。鹿ノ瀬駅では町職員ら10人ほどが登山者に趣旨を説明し、協力を求めていた。22日も同じ3カ所でビーコンを配る。

 実験は、ビーコンを使った登山者の動向調査などを手掛ける一般社団法人「富士山チャレンジプラットフォーム」(東京)との共催。集めたデータは長野、岐阜両県などでつくる御嶽山火山防災協議会に提供する。同法人の田中義朗・代表理事(48)は「実験で得られたデータを防災に役立てていきたい」と話した。

(9月22日)

長野県のニュース(9月22日)