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骨髄移植「助けられる命がある」 長野でバンク推進全国大会

若い世代にどう骨髄バンクを知ってもらうかなどについて意見交換したシンポジウム=21日、長野市若い世代にどう骨髄バンクを知ってもらうかなどについて意見交換したシンポジウム=21日、長野市
 日本骨髄バンク(東京)は21日、骨髄バンク推進全国大会を長野市内で開いた。骨髄移植を受けた経験者や骨髄提供をしたドナーが講演。若い世代にバンクの存在を知ってもらう方策を考えるシンポジウムもあり、約400人が耳を傾けた。

 弟から移植を受けた笠原千夏子さん(45)=諏訪市=は講演で、慢性骨髄性白血病が治った後、ボランティア団体「骨髄バンク長野ひまわりの会」を設立してバンクへの登録を呼び掛けていると説明。「生かされていることに感謝し、笑顔で前を向いて歩いていきたい」と話した。

 26歳の時に骨髄を提供した主婦の遠藤麻衣さん(36)=北安曇郡松川村=は「(自分のように)普通に生活しているだけで、助けられる命があることを知ってほしい」と強調した。

 長野市保健所の小林良清所長は競泳女子の池江璃花子選手が白血病を公表して以降、「ドナーの新規登録が増えている」と述べた。ただ、骨髄バンクによると、県内では骨髄を提供できる20〜54歳の人口千人当たりの登録者数が8月末時点で5・52人と、全国最下位となっている。

 「ドナー登録者数全国ワーストからの脱出作戦会議!」と題したシンポジウムでは、骨髄を提供した経験がある俳優の木下ほうかさんら7人が登壇した。大学時代にドナー登録し、登録を呼び掛ける説明員としても活動する上水内郡小川村小川小学校教諭の竹内純さん(32)は「学んだらすぐに行動に移す時間的な余裕がある大学生らに絞って呼び掛けることも重要だ」とし、大学や専門学校での周知の必要性を訴えた。

(9月22日)

長野県のニュース(9月22日)