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豚コレラワクチン「全県対象 速やかに」 知事、開始時期明言せず

 阿部守一知事は7日の記者会見で、豚コレラ対策で県内の飼育豚へ実施するワクチン接種について「できるだけ速やかにできるよう準備していく」と述べた。ただ、具体的な開始時期は農林水産省が進める接種実施に向けた防疫指針の改定や、県内養豚農家の意向確認といった手続きが必要として明言しなかった。

 県内での接種対象区域について阿部知事は、埼玉、群馬両県でも飼育豚や野生イノシシへの感染が確認されていることを踏まえ、「全県を対象に行うことを基本に考えている」と説明。長野県農政部は、県内で飼育される約6万4600頭(今年2月時点)の全頭に接種するには1カ月程度が必要とみている。

 同省によると、ワクチン代と、接種に必要な針などの資材費は国が半額を負担し、残り半額の負担の在り方は都道府県が判断する。知事は会見で「農家の負担は極力減らす方向で考えなければならない」と述べた。

 一方、県は7日、9月に豚コレラが発生した下伊那郡高森町の養豚場での防疫措置完了から17日が経過することを受け、8日午前0時にこの養豚場から半径3〜10キロ圏に設けた「搬出制限区域」を解除すると発表。同区域には7養豚場がある。

(10月8日)

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