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ITで企業連携 企画始動 長野の一般社団法人「ニコラップ」 講習会など5年で新事業100件目標

参加型講習会やイベントの会場になるシソーラスの事務所=長野市参加型講習会やイベントの会場になるシソーラスの事務所=長野市
 ITを活用して県内産業の活性化を図る一般社団法人「長野ITコラボレーションプラットフォーム(ニコラップ)」(長野市)は7日、さまざまな企業の担当者を集めて連携を促すプログラムを始めると発表した。連携事業の可能性を探る参加型講習会に続き、事業戦略の作成を支援する実践プログラムを企画。県外の大手企業も巻き込み、新規事業を5年間で100件生み出すことを目指す。

 プログラムは「地域共創ラボ」と名付けた。県内にIT・ソフトウエア関連産業の集積を図る「信州ITバレー構想」の実現に向け、IT活用を考える事業者とIT事業者を結び付ける。企画運営の中心を担うのはニコラップの中核企業の一つでITサービスの日本ユニシス(東京)。企業の技術革新や人材育成を支援するデジタルビジネス・イノベーションセンター(同)のスタッフも講師を務める。

 ニコラップが拠点を置くITコンサルティングなどのシソーラス(長野市)の事務所で、参加型講習会やイベントを開催する。11、12月に計3回開く講習会では、地域の課題や強みを掘り起こし、ITを活用した新事業の可能性について議論する予定だ。

 来年1月以降は、参加企業が具体的な事業戦略を立案する。参加者同士で意見交換しながらアイデアを磨き、戦略を練り上げるイベントを継続的に開く。必要に応じて参加企業に専門家を紹介し、戦略の作成や検証を支援する。

 日本ユニシスによると、県外の複数の大手企業もラボへの参加を予定しており「長野をフィールドに県内外の企業が連携した多様な新規事業を生み出したい」(スマートタウン戦略本部)としている。参加無料で、ニコラップのホームページから申し込む。

 ニコラップは、シソーラス、安藤国威・長野県立大(長野市)理事長、山浦愛幸・県経営者協会長、日本ユニシスなどが5月に設立した。シソーラスの荒井雄彦代表は「ラボで生まれた事業を継続的にサポートし、軌道に乗せたい」と話している。

(10月8日)

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