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性被害条例で不起訴 事案の経緯を検証 阿部知事

 阿部守一知事は7日の定例記者会見で、「県子どもを性被害から守るための条例」違反(深夜外出の制限)の疑いで書類送検された東御市の20代男性が不起訴処分になった事案について、11月11日に非公開で行う県子ども支援委員会で事案の経緯を検証する考えを示した。「状況を県警からできるだけしっかり話していただきたいと思う」と述べた。

 県の公表資料などによると男性は昨年7月中旬の深夜、SNS(会員制交流サイト)で知り合った県外の18歳未満の女性を保護者の同意なく自宅に滞在させた疑いが持たれていた。県警は2月に書類送検。地検上田支部が今月3日に不起訴処分としたが、長野地検は理由を明らかにしていない。県が4日に問い合わせた際も「理由は『お答えできない』ということだった」(阿部知事)としている。

 県次世代サポート課によると、この事案について県警は3月、非公開の子ども支援委に報告。2人に恋愛感情があったかなど、深夜外出の要因となり得る背景の詳しい説明はなかったという。

 阿部知事は子ども支援委について「適切に条例の趣旨が生かされているのか十分議論いただきたい」とした。検証結果は、年度内に公開で行う県青少年問題協議会に示されるという。

(10月8日)

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