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県外企業向けオフィス提案 フォレストコーポレーション 軽井沢に新展示場

オフィス需要開拓のため軽井沢町に新設する展示場オフィス需要開拓のため軽井沢町に新設する展示場 展示場の一角にあるバーのようなスペース展示場の一角にあるバーのようなスペース
 住宅・賃貸マンション建築のフォレストコーポレーション(伊那市)は、法人向けのオフィス建築に乗り出す。営業エリアとする県内の新築需要は人口減少で中長期的に伸び悩むと見込まれるため、新たな市場を開拓する。県内各地の営業拠点を生かし、首都圏や中京圏の企業に県内でのオフィス建築を提案。本社とは別に、自然が豊かな信州に新たな拠点を設け、社員の研修などへの利用を促す。

 政府が進める働き方改革を背景に、会社へ出勤しないで仕事をする「テレワーク」の普及に向けた動きが活発になり、旅先で仕事をする「ワーケーション」も注目を集めている。フォレストコーポレーションはこうした流れを追い風に、県内で新たなオフィス需要が喚起できると判断。北佐久郡軽井沢町に12日、専用展示場をオープンする。

 新展示場は鉄骨造り2階建てで延べ約470平方メートル。オフィス用の事務室、会議室だけでなく、寝室、リビング、調理家電のあるキッチン、カウンターを備えたバーのような部屋もある。庭にはバーベキューができる設備を用意。取引先を招いたパーティー、得意先への貸し出しといった使い方も想定している。

 土地取得費を含む総事業費は約3億5千万円。1日付で展示場内に軽井沢支店を新設し、社員5人を配置した。同社の県内営業拠点は6カ所となる。これらのネットワークを使い、土地探しでも協力。働き方改革に力を入れる自社のノウハウを生かし、オフィスの活用方法も助言する。

 オフィスの建築費は1棟2億〜3億円程度を想定。当面の受注目標は年間6件。新事業で早期に年間10億〜15億円規模の売上高を目指す。

 フォレストコーポレーションは県内全域で木造注文住宅と鉄筋コンクリート造りの賃貸マンション・住宅の建築を手掛け、2018年12月期の売上高は前期比8%減の55億1500万円。近年の年間施工件数は横ばい傾向という。小沢仁社長は「他社がやらないことを意識的にやる。オフィス建築を3番目の事業の柱に育てたい」としている。

(10月9日)

長野県のニュース(10月9日)