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人口1000人未満 王滝村と平谷村 議会の将来は 意見交換

王滝村議の席(右側)に出向いて名刺交換をしながら言葉を交わす平谷村議(左側)=9日、平谷村役場王滝村議の席(右側)に出向いて名刺交換をしながら言葉を交わす平谷村議(左側)=9日、平谷村役場
 ともに人口千人未満の木曽郡王滝村と下伊那郡平谷村の両議会は9日、小規模自治体の議会の将来像を探ろうと、初の意見交換会を平谷村役場で開いた。議員のなり手不足や議員定数、報酬額などについて課題を共有した。今後も交流先を広げて地方議会の在り方について議論していく考えだ。

 県の毎月人口異動調査によると、9月1日時点で千人未満の県内自治体は7村で、平谷村は最少の418人、王滝村は3番目に少ない742人。議員定数は王滝村が県内最少の6で、平谷村が8。

 この日の議論では、若者が立候補しづらい理由として、平谷村の西川範明副議長が「現状では会社を辞めて議員になる必要がある。会社が議員の仕事をいかに理解してくれるかが重要だ」と指摘した。「親戚の数が当落を左右するとされる『親戚選挙』で、村外から来ても票を取りづらい」とする発言もあった。

 王滝村からは「6人では議会が回らない」「財政難の中で定数を削減したと思うが、再び定数を増やすのも難しい」といった切実な声もあった。

 意見交換会は、村議会に代わる「村総会」の導入を一時検討した高知県大川村議会と交流している王滝村議会が提案。3月から平谷村議会と調整を重ねてきた。王滝村の下出謙介議長は取材に「まずはスタートラインに立てた」と強調。今後も平谷村のほか、下伊那郡売木村、南佐久郡南相木村など人口千人未満の議員同士で交流を重ね、小規模自治体議会ならではの課題を洗い出し、対応を話し合う考えだ。

(10月10日)

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