長野県のニュース

台風19号 県内、相次ぐ宿泊キャンセル 催しの延期・中止も拡大

台風19号接近による運休の可能性を伝えるJR長野駅の掲示。払い戻しを求める客の列もできた=10日午後6時15分、長野市台風19号接近による運休の可能性を伝えるJR長野駅の掲示。払い戻しを求める客の列もできた=10日午後6時15分、長野市
 台風19号が12日に県内に最接近する見通しを受け、県内の旅館やホテルでキャンセルが相次いでいる。秋の行楽シーズンの台風直撃に関係者からはため息も。12、13日に予定された催しの延期・中止の動きもさらに広がった。

 「一番の観光シーズン。挽回は難しい」。松本市浅間温泉の旅館支配人は肩を落とした。12日の宿泊が当初の予約から「半減の状態」。上高地のあるホテルも予約で満室だった11、12日の宿泊は3割減という。下伊那郡阿智村の昼神温泉郷の旅館は首都圏からの観光客を中心に宿泊キャンセルが出ており、上田市鹿教湯温泉の斎藤ホテルでは連泊の予定を切り上げる人も。下高井郡山ノ内町渋温泉のゲストハウス「小石屋旅館」でも10日、外国人1組がキャンセル。ラグビー・ワールドカップ(W杯)の追い風もあっただけに、代表の石坂大輔さん(38)は「水を差された形」と残念がった。

 上田市の上田丸子グランヴィリオゴルフ倶楽部は68組あった12日の予約が10日時点で19組に。11日には場内の練習場のネットを下ろす。茅野市運動公園のゴルフ練習場も11日の営業終了後、高さ45メートルのネットを同30メートルまで引き下げる。9月の台風15号で千葉の練習場鉄塔が倒壊したことも踏まえ、担当者は改めて「利用者の安全を第一に対応する」とした。諏訪郡富士見町の富士見高原リゾートも11日にゴルフ場のネットを下ろす。

 一方、連休中の催事の延期・中止も拡大。12日夜に予定された阿智村下清内路の手作り花火奉納は13日夜に延期する。JR東日本長野支社は12日に長野駅、13日に松本駅で予定していた鉄道の日関連イベントを中止。県PRキャラクター「アルクマ」のラッピング列車をお披露目予定だった観光列車「リゾートビューふるさと」も12日の運行を取りやめる。

 12日は他に、県松本平広域公園の「信州チャレンジスポーツDAY2019」、安曇野市の「協同組合フェスティバル2019」、伊那市の「さわやかウオーキング」、上伊那郡を巡るサイクリングツアーも中止。毎月第2土曜は開庁する松本公共職業安定所(松本市)と茅野市の地域職業相談室も臨時閉庁する。

 13日は辰野町の「ほたるの里活活(いきいき)ふれあいフェスティバル」、下伊那郡売木村の「第4回うるぎトライアルRUN」が中止となった。12日に松本市の信毎メディアガーデンで予定されていたeスポーツのアマチュア向けリーグ「NeSPAUNDERLEAGUE」プレシーズンマッチ開幕戦は14日に延期となった。

(10月11日)

長野県のニュース(10月11日)