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台風19号 県内 浸水被害8000戸

復旧工事が急ピッチで進む長野市穂保の千曲川の堤防決壊現場=15日午前10時17分(河川管理者らの承諾を得て小型無人機で撮影)復旧工事が急ピッチで進む長野市穂保の千曲川の堤防決壊現場=15日午前10時17分(河川管理者らの承諾を得て小型無人機で撮影)
 台風19号の影響で千曲川が氾濫して冠水した長野市赤沼では15日、女性1人の死亡が新たに確認され、今回の台風による県内の死者は3人となった。行方不明者は少なくとも2人おり、けが人は同日時点で重傷4人、軽傷8人。県のまとめと信濃毎日新聞の取材を総合すると、調査中の自治体があるものの、県内の床上、床下浸水は少なくとも8千戸以上に上る見通しだ。

 赤沼で14日に死亡が確認された男性は15日、近くの西沢孝さん(81)と分かった。同日午前に心肺停止状態で発見されたのは近くの69歳の女性と分かり、同日午後4時25分、死亡が確認された。女性は2階建ての自宅で弟と2人暮らしで、被災当時は1階にいたとみられる。

 県災害対策本部関係者によると、この2人の死因は溺死。

 死者はほかに、佐久市中込の中島正人さん(81)。

 一方、佐久市入沢で12日夕に外出したまま連絡が取れていない会社員三石量正(かずまさ)さん(68)の行方が分からなくなっている。東御市では12日、千曲川の田中橋近くの道路が陥没して車3台が転落し、1台の少なくとも1人が行方不明になっている。三石さんの服装は透明なカッパに白っぽい作業ズボン。県警本部(電話0120・008・197)、県危機管理防災課(電話026・235・7184)が情報を募っている。

 同対策本部によると、県内の家屋被害は15日午後3時時点で全壊4戸、半壊1戸、床上浸水2237戸、床下浸水1443戸。この他、長野市は床上、床下浸水について調査中だが、計4800戸ほどに上る見通し。北佐久郡軽井沢町などは集計中としており、家屋被害はさらに増えるとみられる。国土交通省北陸地方整備局は15日、長野市の北陸新幹線車両センターを含む地域の浸水は約84%が解消したと発表した。

 県内の避難者は15日午後3時時点で長野市や佐久市、須坂市など11市町村で計1081人。

(10月16日)

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