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しなの鉄道 上田―田中間 新幹線かバス使った代替輸送検討

 台風19号の影響で、しなの鉄道(上田市)の上田(同)―田中駅(東御市)間が不通になっている問題で、関係機関が、JR北陸新幹線(長野経由)か、バスを使った代替輸送を検討していることが18日、分かった。県は21日にも代替輸送の方針を固める。同区間は、1日に約4500人が利用しており、通勤や通学に大きな影響が出ている。

 運休原因となっている東御市本海野の千曲川右岸の応急工事をめぐり、県上田建設事務所は18日、完了めどは3〜4週間後と明らかにした。しなの鉄道は、工事完了後、安全を点検して速やかな運行再開を目指す方針で、早ければ11月上中旬の見通し。

 県教委によると、この区間は約1400人の生徒が利用。この影響で18日も上田千曲高(上田市、全日制・定時制)、東御清翔高(東御市)などが休校した。同日、小諸市、東御市など東信地方の首長らはしなの鉄道を訪れ、早期の運行再開と、その間のバスや新幹線の活用を求めた。

 バスによる輸送は生徒数が多いだけに、車両と運転手の確保が課題になる。このため県は、JR東日本に新幹線による輸送を要請。JR長野支社の担当者は取材に「新幹線かバスか、鉄道輸送会社として何ができるかを検討している」とした。

 一方、長野―上越妙高で運転を見合わせている北陸新幹線について、JRは18日、25日に東京―金沢の全線で運行を再開する見通しと明らかにした。運行本数は被災前の8割、東京―金沢の直通運転は9割となる。具体的なダイヤは23日に発表予定。順次列車本数を増やす計画で、ダイヤが元通りになる時期は未定という。

 県内の鉄道網ではこのほか、しなの鉄道北しなの線(長野―妙高高原間)が18日から全線で運転を再開。JR小海線も小諸―中込間で運転を始めた。JR中央東線の特急あずさは今月末に再開見込み。

(10月19日)

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