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強い雨の中 ボランティア活躍 県内被災地初の週末

降りだした雨の中、泥まみれで片付けを手伝うボランティアら=19日午後3時42分、長野市津野降りだした雨の中、泥まみれで片付けを手伝うボランティアら=19日午後3時42分、長野市津野
 台風19号の大雨による千曲川などの氾濫後、初めて迎えた週末の19日、長野市などの被災地には県内外から大勢のボランティアが入り、家屋の片付けなどを手伝った。庭を埋めた泥はぶ厚く、水分を含んだ畳は重い。低気圧の影響で強い雨が降り、一時は長野市や上田市などに洪水警報も出る中、貴重な人手を得て被災者も元気付けられていた。

 この日は県社会福祉協議会が把握しているだけでも、千曲川流域の5市町で1879人が参加した。

 千曲川の堤防が決壊した長野市長沼地区。NPO法人国際ボランティア学生協会(本部・東京都)に所属する関西、首都圏などの大学生ら約70人が活動した。協会OGで長野市稲田出身の会社員雨宮瑞月さん(25)=名古屋市=は泥だらけの作業着姿で「少しでも力になりたいと思って参加した」と話した。

 同市穂保では、アウトドア用品「モンベル」(本社・大阪市)社員らでつくる「アウトドア義援隊」の10人も民家で泥をかき出した。1995年の阪神大震災を機に結成。松本市の小幡友樹さん(43)は「予想以上の被害」とスコップを持つ手に力を込めた。

 長野市松代地区では、山梨県甲斐市の坂下嘉和さん(72)が前日に続き作業を手伝った。1軒の片付けが10人ほどでも2日かかったといい、「少しでも多くの人に参加してほしい」。ゲストハウス「マツシロウォーカーズ」はボランティアの宿泊料を今月末まで千円にしている。19日はボランティアセンターで紹介された人たちが泊まった。

 長野地方気象台によると、20日日中の県内は概ね晴れる予想だが、「台風19号による記録的な大雨の影響で少しの雨でも土砂災害や洪水が発生する恐れがある」とし、引き続き警戒を呼び掛けている。

(10月20日)

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