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簡易的方法で汚水の処理量回復 長野の「クリーンピア」

 長野市赤沼の下水道終末処理場「クリーンピア千曲」は19日、国が非常時に認める塩素消毒のみの「簡易処理」ながら、汚水の1日の平均流入量5万立方メートルを処理する能力までは回復した。ただ簡易処理は、浄化が十分でない水を千曲川に放流する暫定処置で環境に負荷がかかる。県生活排水課は処理区域内の住民に、日常生活に支障がない程度の節水などを引き続き呼び掛けている。

 クリーンピアは長野市の一部、須坂市、上高井郡小布施町、高山村の一部の13万人余の汚水を処理している。被災前は流入する汚水1日平均5万立方メートルに対し、最大で1日当たり8万立方メートルを処理する能力があり、未処理でたまってしまう汚水はなかった。

 簡易処理は復旧作業を始めた15日から開始。処理能力は同5万立方メートルまで回復したが、被災後に処理を停止した間にたまった汚水を処理し終えるには時間がかかりそうだ。

 さらに雨が降れば雨水が流入し、処理能力が再び低下する可能性もある。同課は、風呂の残り湯を洗濯にも使うことや洗剤を使いすぎないこと、マヨネーズやドレッシングなどの油類、酒類を台所で流さない―といった配慮を住民に呼び掛けている。

(10月20日)

長野県のニュース(10月20日)