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被災の長野・東北中が全日本吹奏楽コンクール出場

演奏後、リラックスした表情で記念撮影する東北中の生徒ら=19日、名古屋市演奏後、リラックスした表情で記念撮影する東北中の生徒ら=19日、名古屋市
 千曲川の堤防決壊で床上浸水した長野市東北中学校の吹奏楽部が19日、名古屋市で開かれた全日本吹奏楽コンクールに東海代表で出場した。自宅が被災した部員もいる中、練習を重ねて見事、銀賞に。精いっぱい努力する姿で被災地を勇気づけたい―との声も出た。

 大舞台の約1週間前に同校は被災。一時は出場辞退も考えたというが、保護者らによると、演奏で着る制服を流された部員に卒業生が貸してくれたり、会場への持ち込みが難しくなったハープを愛知県の高校が貸してくれたりといった支援があった。

 緊張の面持ちで迎えた本番では、課題曲に続けて作曲家の高昌帥さんが手掛けた「トリプロ・トリプルム」を披露。部長の松木ひな乃さん(15)は「練習の成果を出せた」と胸を張り、演奏後、仲間たちと会場前でにこやかに記念撮影に納まった。

 娘が3年生部員の会社員倉島和英さん(55)は「2年間半よく頑張ってきた」としみじみ。演奏を聴きながら感情が込み上げたといい、「きょうまでの東北中生の頑張りが被災者の方々のためになればうれしい」と話していた。

(10月20日)

長野県のニュース(10月20日)