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災害復旧に5000億円 首相、台風被災の長野視察

 安倍晋三首相は20日、台風19号で甚大な浸水被害を受けた長野市を視察した。首相は2019年度予算の予備費など計5千億円を災害復旧や被災者支援の財源に確保したとし、「生活再建に向けて対策パッケージを早急に取りまとめたい」と述べた。

 県庁で首相らと意見交換した阿部守一知事、長野市の加藤久雄市長(県市長会長)、小県郡長和町の羽田健一郎町長(県町村会長)らは、応急仮設住宅に入居できる被災者の要件緩和などを求めた要望書を提出。土台が損傷してしなの鉄道の部分運休の原因となった海野宿橋(東御市)の復旧を市に代わって国が行うことや、災害で出たごみを処理する市町村への支援も求めた。

 首相は意見交換に先立ち、自衛隊のヘリコプターで上空から被災地を視察。長野市穂保の千曲川の堤防決壊現場を訪れ、国土交通省職員から復旧状況を聞いた。避難所の一つ、北部スポーツ・レクリエーションパークも訪問し、避難者を激励した。

 首相は視察後に官邸で開いた非常災害対策本部会議で、被災者の生活やなりわいの再建に向けた包括的な対策を取りまとめるよう関係閣僚に指示。ここには、住まいの確保や災害廃棄物の処理、農林漁業者や中小企業者の事業再開支援、観光対策などが含まれる見通し。

(10月21日)

長野県のニュース(10月21日)