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県私学審、3件の私立中高新設の1次審査承認

愛知県の学校法人「山本学園」が通信制・単位制の「緑誠蘭高校」を開設する南木曽町吾妻の旧蘭小学校校舎愛知県の学校法人「山本学園」が通信制・単位制の「緑誠蘭高校」を開設する南木曽町吾妻の旧蘭小学校校舎
 県私立学校審議会(児島則夫会長)は28日、長野市内で開き、松本国際高校(松本市)を運営している学校法人「理知(りち)の杜(もり)」(麦島善光理事長)が同校と中高一貫の「松本国際中学校」を開設する計画や、県外の学校法人が東御市と木曽郡南木曽町に通信制・単位制の高校を新設する計画について、それぞれ1次審査を承認するよう県に答申した。今後、現地審査を経て最終の2次審査も承認されれば、学校設置の認可が決まる。

 理知の杜は2021年4月に松本国際中学校を開設することを目指している。1学年2学級で定員は各学年とも70人。新校舎を来年12月に完成する予定。

 理知の杜の理事で、新設する中学校の校長を兼務する予定の永原経明・松本国際高校長は「早い段階から本校の教育理念を実現できる」と中高一貫校の意義を説明。「グローバル社会に対応する力を付けるため、きめ細やかな教育で心身ともに伸ばしていきたい」と話した。

 東御市に通信制・単位制の高校の新設を計画しているのは、学校法人「郁文館夢学園」(東京都)。外食チェーン大手のワタミ創業者の渡辺美樹氏が理事長を務めている。

 高校名は「ID学園高校」で、来年4月の開設を目指している。郁文館夢学園の都内の高校が合宿などで活用している東御市新張(みはり)にある施設を校舎として活用。生徒に留学を義務付ける「グローバルコース」とキャリア教育に力を入れる「ソーシャルコース」、ICT(情報通信技術)機器を活用し通信教育に特化した「フレックスコース」を設ける予定。通信教育を行う区域は長野県や東京都、埼玉県、山梨県など関東甲信9都県で、定員は1200人。

 南木曽町には、学校法人「山本学園」(愛知県知立市)が通信制・単位制の「緑誠蘭(りょくせいらん)高校」の新設を計画。2006年度に閉校した旧蘭(あららぎ)小学校を校舎として転用する予定で、来年4月の開校を目指している。

 緑誠蘭高校では、同学園が愛知県内で運営している服飾や調理の専門学校のノウハウを生かした学校設定科目を設けるのが特徴で、「技術を磨き、資格が取れる通信制高校を目指す」(高校開設準備室の小関貴嗣副室長)という。通信教育を行う区域は長野と岐阜、愛知の3県。定員は300人。

 同審議会はほかに、北佐久郡軽井沢町で来年4月の開校を目指す軽井沢風越学園(義務教育学校)と付属幼稚園の設置について、2次審査を承認し、正式認可するよう県に答申した。

(10月29日)

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