長野県のニュース

「博物館・美術館 高校まで無料に」 県が市町村に呼び掛け

 高校生までは公立博物館や美術館を無料で鑑賞できるようにしようと、県は30日、市町村の代表者らと教育行政について意見交換する「総合教育懇談会」で提案した。市町村側からも賛同の声が出ており、県は近く、県内市町村にあらためて無料化を呼び掛ける通知を送るという。

 県教委によると、県内56の公立博物館・美術館のうち、高校生までを入館無料にしているのは信州大の志賀自然教育園(下高井郡山ノ内町)や県立歴史館(千曲市)など5施設にとどまる。

 懇談会には阿部守一知事や県市長会の加藤久雄会長(長野市長)ら16人が出席。県文化政策課の高見沢靖課長が「ぜひ、ご賛同いただきたい」と無料化を提案し、県内の文化施設のイベント情報を発信するため県が本年度中に開設するウェブサイトで無料化の取り組みを紹介すると説明した。同会の牛越徹副会長(大町市長)は「大変重要な取り組みだ」と賛意を示した。

 県は、夏休みの子どもたちに美術館や博物館を巡ってもらおうと7〜9月に行ったスタンプラリーイベントに私立を含む県内157施設が参加し、期間中、中学生以下の入場料を無料にした実績から、高見沢課長は「一定の賛同は得られると思う」と説明。ただ、無料化は市町村の収入減につながるため、「県はあくまで賛同をお願いする立場」としている。

(10月31日)

長野県のニュース(10月31日)