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佐久市の下水施設、完全復旧に概算91億円 「来年度末目指す」

 佐久市は7日、台風19号で浸水被害を受けた市下水道管理センターなど下水施設を本格的に復旧する費用として、概算で約91億円が必要になると明らかにした。うち16億200万円を同日専決処分し、同センターは今月中に機能の6分の1程度を回復させる計画。完全な復旧は来年度末を目指す―としている。

 同センターは旧4市町村合併前の旧佐久市、旧臼田町の計約6万人分の下水を生物処理していたが、台風で付近を流れる千曲川の支流、滑津(なめづ)川が氾濫。地下部分が水没して電気設備などが壊れ、機能が停止した。被災後は、国が非常時に認める塩素消毒のみの「簡易処理」で被災前の同規模の1日約1万9千立方メートルを処理しているが、長期化すると放流先である千曲川の水質への影響が懸念されるという。

 このため、「環境に配慮した措置」(下水道課)として、今月中に6系列ある処理設備のうち、まず1系列を復旧させる方針。概算の約91億円には、台風で流失した水管橋の復旧費も含まれる。

(11月8日)

長野県のニュース(11月8日)