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交通死亡事故多発で「非常事態宣言」 5日間に7人犠牲

 県内の交通事故で2〜6日に7人が死亡したため、県や県警などでつくる県交通安全運動推進本部は7日、「交通死亡事故多発非常事態宣言」を出した。宣言は2016年10月以来、3年ぶりで、過去10年で3回目。宣言の期間は16日までで、県警などは交通安全の呼び掛けや取り締まりを強化する。

 県内では、2日に北佐久郡軽井沢町と佐久市で起きた車の正面衝突事故2件で女性(84)と男性(38)が死亡。4日には千曲市で乗用車が電柱に衝突し、24歳と25歳の男性2人が死亡した。さらに、5日に北佐久郡立科町と南佐久郡佐久穂町、6日に上伊那郡辰野町でいずれも1人が死亡する事故が起きた。

 11月に入って4件の事故で4人が死亡した佐久地方では、佐久市が市内31の保育施設全てに職員用の反射材付きベストを配布。子どもの散歩に付き添う時に使ってもらう。同市瀬戸のひまわり保育園では7日に早速使い、井出裕子園長(68)は「死亡事故が多いとやはり不安。子どもの命を預かっているので気を付けたい」と話した。

 同本部副本部長の小岩正貴副知事は7日に県庁で記者会見し、「運転者にはライトの上向き点灯、早めの点灯をお願いし、歩行者には安全確認の徹底や夜間反射材の着用をお願いしたい」と述べた。県警は幹線道路を中心に警察官の姿を「見せる」街頭活動で安全意識を促し、速度違反やシートベルト着用の取り締まりを強める。

(11月8日)

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