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「松本看護大」21年開設へ構想説明 地域医療担う人材育成

松本看護大の構想について話す上條氏(右)と銭坂理事長=14日松本看護大の構想について話す上條氏(右)と銭坂理事長=14日
 松本短期大(松本市笹賀)を運営する学校法人松本学園(同)は14日、同短大で記者会見を開き、2021年4月の開設を目指して文部科学省に設置申請した四年制の「松本看護大」の構想を説明した。新設するのは入学定員70人の看護学部看護学科。現在の同短大看護学科(入学定員70人、三年制)では取り組みにくい在宅看護、自然災害や山岳事故などに対応できる救急・災害、公衆衛生(保健師養成)といった応用領域を重点化する。同短大看護学科での蓄積を生かし、地域で働く人材育成を進める。

 銭坂久紀理事長は医療技術の向上、在宅看護への移行などを踏まえ「看護師の役割は拡大し、資質能力の向上が一層求められる」と強調。学生の四年制志向や少子化で「地方の短大は厳しい。(看護師養成施設の)四年制大学化の流れがあり、遅くなったが時流に乗った」と説明した。

 専任教員は27人、非常勤講師は25人を計画。キャンパスは同短大と共用。2階建て校舎を新築する。校舎建設や設備整備などの費用は計約6億4千万円で、松本市や県に財政支援を要請する方針。

 学長就任予定者で、同市内の介護老人保健施設長を務める医師の上條節子氏(75)は「人間的な面でも成長し、地域の保健医療福祉に貢献できる人材を養成したい」と抱負を述べた。

 06年度開設の同短大看護学科は、20年度の入学生を最後に募集を停止する。幼児保育学科、介護福祉学科は継続する。銭坂理事長は会見で両学科の四年制化について、将来的に検討することも考えているとした。

 設置申請は大学設置・学校法人審議会が審議し、20年夏をめどに認可の可否などを答申する予定。

(11月15日)

長野県のニュース(11月15日)