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球児ら「地域に恩返し」 長野でボランティア

台風19号で被災した長野市立長沼保育園の泥だし作業をする高校球児=16日台風19号で被災した長野市立長沼保育園の泥だし作業をする高校球児=16日
 北信地区の小中高校の野球チームでつくる県青少年野球協議会北信地区協議会は16日、台風19号で被災した長野市長沼地区でボランティア活動をした。球児ら約370人が参加。「地域の支えがあって野球ができる。恩返ししたい」と泥のかき出しなどに精を出した。

 例年、社会人野球の信越硬式野球クラブ(長野市)選手による野球教室を開いてきたが、「今年はみんなで被災地を助けよう」と変更した。

 8月の全国高校野球選手権に初出場した飯山高校(飯山市)の野球部員らは、長野市津野のリンゴ畑で木の根元から泥を取り除いた。甲子園球場で投手として登板した同高2年常田唯斗さん(17)は「自分たち(飯山高)も被災し、片付け方は分かるのでみんなで来ようとなった。泥は重たい。リンゴの木を傷めないようにしないといけない」。

 同クラブの選手と長野西高野球班員は、休園中の長沼保育園で泥をかいた。中島知則選手(26)は「私たちは市民球団。長野市の人たちに応援してもらっている。少しでも手伝えた。来て良かった」。同高2年の山下佳さん(17)は「まだ手付かずの場所がたくさんあって驚いた。普通に学校に行けることや野球ができることは幸せだと改めて感じた」とかみしめていた。

 協議会のボランティア担当を務める長野西高野球班監督、大槻寛教諭(38)は「(台風の影響で)野球活動を自粛する選択肢もあるが、自粛だけではプラスには働かない。行動することが大切と感じた」と話した。

(11月17日)

長野県のニュース(11月17日)