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秋の風物詩 映し出して 松本

軒先にぶら下げられた干し柿。窓ガラスにも反射して不思議な光景が広がった=松本市中央3軒先にぶら下げられた干し柿。窓ガラスにも反射して不思議な光景が広がった=松本市中央3
 松本市の中町通りにある陶磁器店の軒先に500個ほどの干し柿がぶら下がっている。店の2階からのぞかせてもらうと、青い空や白いなまこ壁と共に窓ガラスに映り込む秋ならではの光景が広がっていた。

 「食べる人の喜ぶ顔を思い浮かべながら皮をむいたり、もんだりしています」と同店の小林玲子さん。今月上旬から、朝市で買ったり分けてもらったりした柿の皮を丁寧にむいては、一つずつ縛ってつるしている。

 1週間から10日間置きに手袋を着けてもみ、熟成を促す。周囲を建物に囲まれ、人通りが多いためか、鳥などにつつかれることはまずない。中が軟らかくなる12月上旬ごろに取り込み、知り合いなどに分けるという。

 市街地では珍しくなったせいか、足を止めて写真を撮っていく観光客も多い。小林さんは「私にとってこの干し柿は大切な存在。人と人もつないでくれています」と話す。(米川貴啓)

(11月19日)

長野県のニュース(11月19日)