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権兵衛トンネル 国道崩落箇所に仮橋の設置検討 国交省

 上伊那郡南箕輪村の国道361号権兵衛トンネル出入り口前付近で10月に発生した道路崩落によって同トンネルが通行止めになっている問題で、国土交通省が崩落箇所に仮橋の設置を検討していることが18日、分かった。伊那谷と木曽谷をつなぐ主要幹線の通行止め長期化は地元に大きな影響を与えており、同省は、復旧の最速手段として実現可能かどうか検討に着手した。

 崩落したのは、権兵衛トンネルの出入り口の「権兵衛2号橋」と接続する道路。県は10月20日、トンネル出入り口の約20メートル手前で橋台付近の斜面が大きくえぐられているのを確認。同日から通行止めにした。同22日に橋に接続するトンネル側で長さ6メートルにわたる道路の崩落も確認した。

 政府は今回の道路崩落を台風19号の影響による災害とみて、大規模災害復興法に基づく「非常災害」に指定。県管理道路だが、国が代行して復旧に当たる。

 同省中部地方整備局は、有識者らによる災害復旧技術検討委員会を発足させ、11月2日に伊那市内で初会合を開催。事務局の飯田国道事務所などによると、委員会で仮橋の設置を検討する案が出た。安全性を十分確認した上で、仮橋をどのように架けるか検討する。仮橋で1車線を確保した上での片側交互通行を選択肢の一つとしている。

 崩落の詳しい原因は分かっておらず、現場では地質調査が継続中。同事務所は、調査結果によって仮橋の可否や、工法が決まってくるとした。

 白鳥孝伊那市長は18日の定例記者会見で「仮橋が架けられれば(片側)交互通行が可能と聞いている。仮橋が可能だという結論が出ることを願っている」と述べた。

(11月19日)

長野県のニュース(11月19日)