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応急仮設住宅への入居スタート 長野

真新しい仮設住宅に荷物を運び込む長谷川さん親子=1日午後0時35分、長野市徳間真新しい仮設住宅に荷物を運び込む長谷川さん親子=1日午後0時35分、長野市徳間
 台風19号災害の被災者向けに長野市が市内4カ所に整備した建設型応急仮設住宅(115戸)への入居が、1日始まった。この日は52世帯(122人)が契約を終えて鍵を受け取り、生活再建の願いを胸に新たな住居へ荷物を運び込んだ。

 市は、昭和の森公園にプレハブ造45戸、市営住宅上松東団地に木造32戸、若槻団地運動広場(みどりの広場)に木造23戸、県営住宅駒沢新町第2団地内にトレーラーハウス15戸を整備。被災者はこの日、市住宅課の職員から説明を聞き、契約を終えて鍵を受け取ると荷物の搬入を始めた。

 長野市豊野町豊野の自宅が浸水により全壊した会社員長谷川猛さん(42)と妻の春菜さん(36)は、小中学生の息子2人と同市徳間の駒沢新町第2団地内の仮設住宅に入った。被災後は上高井郡小布施町の春菜さんの実家などを頼り、入居が決まったのは猛さんの誕生日だった11月24日。一家は自宅の改修が済めば戻る予定といい、春菜さんは「住宅が決まり、涙が出るほどうれしかった。これでやっと一歩を踏み出せそうです」と話した。

 長野市穂保の自宅が大規模半壊し、昭和の森公園の仮設住宅で夫(75)と生活を始めるリンゴ農家の吉村康子さん(70)は「ゆっくり眠れる場所があるのはいいです」とほっとした様子だった。

 建設型応急仮設住宅は2日以降の契約分を除き、54戸が空いている。市は市豊野支所を窓口に引き続き入居申し込みを受け付けている。

(12月2日)

長野県のニュース(12月2日)