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松糸道路 県、安曇野4ルート帯案公表

 県は1日、中信地方と新潟県を結ぶ地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路(松糸道路)」の整備に向け、安曇野市の道路新設区間について四つのルート帯案を公表した。長野道安曇野インター(IC)から北へ約3キロの地点に安曇野北IC(仮称)を新設し起点とするA〜Cの3案と、安曇野ICを起点に既存の道路を活用する1案。県は住民生活への影響や市内交通の円滑化、事業性などの観点から各案を比較評価し、来年2月の住民向け説明会で優位性を示す方針で、本年度内のルート帯決定を目指す。

 同日、松糸道路に関して安曇野市で開いた説明会で明らかにした。ルート帯案はいずれも、高瀬川右岸道路につなぐ幅約50メートルの帯で示した。

 安曇野北ICを起点とする2案は過去にも示した経過があり、2011年に公表したA案と、住民からの反対を受け16年に修正したB案。集落や農地に配慮するなど、ともにルート帯を微修正した。

 A案は犀川右岸の堤防沿いを通り、犀川や穂高川などの合流部に橋を架け、穂高クリーンセンター(穂高北穂高)付近を通過する。地質調査の結果から「難しい工事になるが合流部でも橋脚が設置できる」(県担当者)と判断した。

 B案は県がこれまで「最良」としてきた案。A案同様に犀川右岸を通り、ワサビ田がある御宝田を避けて前川沿いを通過。その後、高瀬川左岸から右岸へと渡り、高瀬川右岸道路へ接続する。

 新たに示したC案は安曇野北ICを出た直後に犀川を渡り、盛り土構造で重柳交差点方面へ向かう。その後、既存の市道上に高架橋を設置し、穂高川を渡る。

 一方、安曇野ICを起点とする案は既存の県道を4車線化し、複合商業施設のスワンガーデン安曇野(豊科南穂高)や安曇野スイス村(同)沿いを通過。重柳交差点付近から高架橋を設置して大王わさび農場(穂高)の西側を通過し、高瀬川右岸道路へ接続する。

 説明会には市民ら182人が出席。会場からは4案とは別に、安曇野ICを起点に犀川左岸沿いを通り、大王わさび農場の東側を抜ける案の提案があった。

(12月2日)

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