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甚大被害の佐久・入沢区 元日登山で初日の出拝む

初日の出に向かって手を合わせる入沢区の人たち=1日午前7時8分初日の出に向かって手を合わせる入沢区の人たち=1日午前7時8分
 台風19号災害で家屋や生活道路に甚大な被害が出た佐久市入沢区の住民が1日早朝、近くの山に登り、初日の出を拝んだ。元日の登山は区の恒例行事。今回は台風災害を受け「復旧・復興祈念」と銘打って参加を呼び掛けたところ、近年の数人を上回る20人余りが参加した。

 佐久はこの朝、氷点下7度まで冷え込んだ。参加者は午前5時半ごろに谷(や)川沿いの登山口に集合。暗い山道をヘッドライトで照らしたり、声を掛け合ったりして一歩一歩踏み締め、登頂した。

 7時すぎ、オレンジ色の東の空が徐々に明るくなり、東側の尾根から太陽が顔を出すと、待ち受けた参加者は「おおー」と歓声を上げた。笑顔で手を合わせる人もいた。渡辺一夫区長(68)の「復興に頑張るぞ!」という音頭に合わせ、万歳三唱をした。

 日向幸子さん(72)は復興を願おうと初めて参加。孫2人に支えられて登頂し「今年はいいことがありますように」と祈った。

 入沢区では千曲川支流の谷川の氾濫で護岸が崩れ、生活道路の市道があちこちで通行不能になった。護岸や道路の仮復旧は終わり、本復旧に向けた準備が進んでいる。

(1月3日)

長野県のニュース(1月3日)